太秋柿の特徴や食べ頃などの基本情報についてご紹介します。

太秋柿の特徴は？

太秋柿は、「富有」と「IIiG-16」という2つの品種を交雑して育成した柿の品種です。大きさは一般的な柿の1.5倍ほどあり、1玉300～400gとずっしりとした重みがあります。梨のようなサクサクとした食感が特徴で、少し青みがかった実からは想像できないような強い甘みが魅力。果実が大きいため食べ応えも抜群です。

太秋柿の産地は？

太秋柿の主な産地としては以下があります。九州の生産量が多く、中国地方や東京都でも栽培されています。

1位：熊本県
2位：福岡県
3位：岡山県
4位：愛媛県
5位：東京県

参照：農林水産省「令和2年産特産果樹生産動態等調査」

太秋柿の食べ頃は？

太秋柿の収穫がはじまるのは、10月上旬頃。そこから11月中旬までの季節が食べ頃です。この時期に美味しい太秋柿をお楽しみいただけます。

旬の太秋柿をより美味しく食べるために、食べ方・保存方法などについて解説します。

美味しい太秋柿の証 「条紋（じょうもん）」

表面に青みが残っていることがありますが、これは太秋柿の特徴です。青みが残っていてもしっかり成熟しています。また、「条紋」と呼ばれる輪状の筋が表面に表れているものもあります。この条紋は、甘く熟している証です。

太秋柿の食べ方は？

皮をむいてそのまま食べる

太秋柿の魅力は、みずみずしく梨のようなサクサクとした食感と濃厚な甘みです。その魅力を味わうには、皮をむいてそのまま食べるのが一番です。まずは、調理せずにシンプルに味わってみてください。なお、冷やしすぎると甘みを感じにくくなるため、食べる直前に冷やすのがおすすめです。

サラダや白和えで食べる

太秋柿は、サラダにしたり白和えにしたりしても美味しく食べられます。サラダや白和えとして食べる際には、その他の食材と味がしっかり馴染むようにカットしてください。

シャーベットにする

太秋柿を皮ごとラップに包んで冷凍庫で1日ほど凍らせれば、シャーベットの出来上がりです。ヘタの部分を切り落として、スプーンで果実をすくってお召しあがりください。なお、冷凍庫から出した直後は硬くてスプーンが通らない可能性があります。食べる前に冷蔵庫に移して（30分～1時間ほど）、食べやすい硬さまで解凍しましょう。

柿プリン

柿の風味と甘みを堪能できるプリンも一押しの食べ方です。一口サイズにカットした太秋柿を牛乳と一緒にミキサーに入れて、なめらかになるまで攪拌します。プリンの型に流し入れて、冷蔵庫で冷やして固めたら完成です。

作り方・レシピ

1.太秋柿（500g程度）のヘタを取って皮をむき、一口サイズにカットします。
2.①に牛乳250mlを加えてミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌します。
3.②をプリン型に流し入れ、冷蔵庫で2～3時間ほど冷やし固めます。
※しっかり甘みが欲しい場合は、ハチミツを加えてください。

太秋柿は日持ちする？保存方法は？

太秋柿は、気温の変化などにより2～3日で柔らかくなる場合があるため、お早めにお召しあがりください。サクサクとした食感を保つためには、すぐにビニール袋などに入れて、ヘタの部分を下にしてから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

太秋柿は全国各地で栽培されていますが、特におすすめなのが福岡県産朝倉市の「太秋柿」です。ここからは、やまやで取り扱っている「太秋柿」の魅力についてご紹介します。

※2023年の販売は終了しました。

福岡県朝倉市の「太秋柿」の魅力は？

朝倉市の「太秋柿」の魅力は、梨のようにみずみずしく、柿とは思えないようなサクサクとした食感です。また、糖度目安は16度で、青みがかった実からは想像できないような濃厚な甘みを楽しむことができます。一般的な柿と比べて1.5倍ほどの大きさがあり、食べ応えも抜群。一度食べたら忘れられないと、毎年人気の高級ブランド柿です。食べ頃を見極めて収穫し、産地から新鮮なうちにお届けします。

おいしさの秘密 育て方

農園では、栄養が行きわたるように、木と木の間隔や土の状態などをきめ細やかに管理し、大切に育てています。また、すべての果実にしっかり栄養が行きわたるように蕾の数を10分の1程度まで減らすなど、工夫しています。この手間が大きく甘い柿を育てています。

太秋柿は、熊本や福岡などを中心に栽培される柿の一種です。サクサクとした食感や濃厚な甘さが特徴で、柿の魅力をじっくり味わいたいという方にぴったりの品種。全国各地栽培されていますが、特におすすめなのが福岡県朝倉市の「太秋柿」です。人気の大玉柿をぜひ味わってみてください。